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ことばの話>その他>フィクション>創作民話 雪女 番外編 − 小さな雪女の巻 − 前編 岡安裕司 武蔵の国の山中に、数え六つになる小さな雪女がいた。 まだ小さいので、かぶと虫ぐらいは凍らせても人間を凍らせることはできなかった。 ある日、人間の世界を見たくなった小さな雪女はひとりで山を降り、 麓の村へと向かった。 そして村に着き、珍しそうにあたりをきょろきょろ見回しながら歩いていると、 突然大きな犬が吠え掛かってきた。 びっくりして逃げ出すと、大きな犬は追いかけてきて 着物の裾に噛み付き食いちぎり、さらに脚に噛み付き、 小さな雪女は悲鳴をあげて地面に倒れた。 犬がなおも襲い掛かると、突然棍棒が飛んできて犬は悲鳴をあげて飛びのいた。 見ると、八つか九つぐらいの少年が駆け寄り「やめろ、アカ!あっちいけ」 と犬を追い払った。 少年は首を傾げながら「いつもはおとなしいのに・・・よそもんだからかな?」 そう呟いてから言った。 「もう心配いらねえぞ。でも手当てしなきゃなんねえな。おらの家さ連れてくべえ」 少年は沢山の血を流して泣きべそをかいている小さな雪女を背におぶり 家に連れて帰った。 家のものたちは、これは雪女の子供ではないかと怪しんだが、なにも聞かずに 手当してやり、傷が癒えるまで家に置いてやることにした。 三日ほどして痛みもほぼなくなると 小さな雪女は何度もお礼を言って帰っていった。 少年が山の麓まで送っていくと小さな雪女は言った。 「もしなにか困ったことが起こったら私の名前を呼んでください」 小さな雪女は名前を雪野といった。 「わかっただ。気いつけて帰るだぞ」 少年は名前を佐助といった。 それから十年ほどの歳月が流れ、佐助は逞しい若者に成長していた。 ある日山に入った佐助は土の上に点々と続く草履の跡を見付けた。大きさからして 女か子供。 もしやあの時の・・・雪野の足跡では・・、ふとそう思った佐助は 跡を辿り始めた。 辿るうちにいつしか佐助はまだ来たことのない山の奥深くに入り込んでいた。 うっそうと木々が生い茂り、その木々の向こうに池が見えた。 池の中になにか白いものが動いている。近寄って木々の間から覗くと、 白く玉のような肌をした長い髪の女がひとり水を浴びているのだった。 佐助が咄嗟に目を伏せようとした時、女が振り向いた。 どきっとするほど美くしい。 しかしふたりの目が合った時、佐助は「あっ」と声にならない叫び声をあげた。 (つづく) ====================================== ことばのコラム No.7 数え六つ 数え六つは満でいうと四歳か五歳です。 数え年では生まれた時にひとつと数え、以後年が明ける度にひとつづつ歳を加えます。 ですから大晦日生まれの人は、生まれた次の日には二歳になってしまうのです。 逆に計算すると、ある年の正月に二歳になった子は、満年齢でいえば誕生日までは零歳、誕生日が来て一歳になります。 「正月は冥途の旅の一里塚」ということばも、きっと 元日いっせいに年を取ることに基づいているのでしょう。 ====================================== ** バックナンバー・ピックアップ ** − 雪女シリーズ: ・ 雪女、雪女 パートII〜V http://kotoba-back.at.webry.info/200706/article_45.html http://kotoba-back.at.webry.info/200706/article_47.html http://kotoba-back.at.webry.info/200710/article_1.html http://kotoba-back.at.webry.info/200711/article_1.html http://kotoba-back.at.webry.info/200801/article_1.html − 前号の記事: ・ 月日星と鳴く鳥 http://kotoba-back.at.webry.info/200804/article_2.html <2008 4/20発行> |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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女の子のオ●ニーをじっくり見たのはじめて(;゜∀゜)=3 |
マサマサ 2008/06/14 17:49 |
これ始めたら女釣れすぎwww |
祖千ン 2008/07/20 01:16 |
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